2016年 01月 12日
初春の短冊 |
年始らしい句の短冊。「梅一輪、いちりんほどの暖かさ」
江戸時代の俳人、松尾芭蕉の弟子、服部嵐雪の有名な句ですね。厳しい寒さの中で梅が一輪咲き、それを見ると、一輪咲くごとにほんのり心が暖かくなっていくようだという気持を表したようです。
こちらは祖詠さんの漢詩。「間坐聴春禽」 〜かんざしてしゅんきんを聴く〜
静かに座って春の声を聴く。という意味とのことです。空さんの可愛い梅の絵に癒されます。麻の渋い焦げ茶色で仕立てられた丈の長い短冊掛け。軸木は、織部の陶器製。しっかりと適度な安定感もありつつとても洒落た色合いです。普通サイズの短冊掛けではない、垂撥型で生活の中で使いやすいものを探していてみつけた品です。和風になり過ぎず、小洒落た印象になります。
by ggallery
| 2016-01-12 16:21
| art & craft
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