g's style day by day ー京都嵐山から、季節を楽しむ日々をお届けしますー

天上の花、蓮の花を生ける

今年もはや蓮を生ける季節となりました。

天上の人々に思い巡らせながら

蓮を生けるのは、楽しみでもあります。

泥の中から生まれながら

泥に染まらす天空へと真っ直ぐに

咲く姿は、いつ見ても

心洗われます。

やはり蓮は特別なお花です。

咲いた姿も枯れゆく姿も

どの姿もそれぞれ美しいですが、

蕾は一番清らかに感じます。

蓮は葉も美しいですね。

葉に落ちた水は、銀色に輝きます。
今夏は、岩崎龍二さんのモダンな

花器に入れてみました。

夏のもう一つのお楽しみ、

朝顔。

その朝顔が何故か今夏は絶不調です。

私だけではなく、ちらほらそんなお話も

聞きます。暑過ぎる気温のせいでしょうか。。

毎年きれいに咲いてくれる夕顔も

この夏は姿を見せてくれないままです。

久しぶりに咲いた、浴衣を思わすような

可愛い朝顔。

朝顔の葉もまた可愛いですよね。

暦の上では立秋を迎え

朝晩は、少し風が和らいだ気がしますが

まだまだ残暑厳しい日々が続きます。

夏の疲れが出やすい時です。

どうか無理をせずに

ゆっくりとお過ごしください。

桜の季節

　　　　　　　　　　　　どこを歩いても桜に溢れ、気持ち良い季節ですね。やさしい桜色は心浮き立ち、お散歩したくなります。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　好きな桜スポット、広沢池へ。。


嵐山近辺は人が多いですが
ここはいつも静かな時間が流れていて落ち着きます。
ふらりと池の回りをお散歩するのがおすすめです。庭のしだれ桜、
べにしだれ桜の小町桜という品種で、
濃いピンクが特徴でしたが、
今年は色も薄くなっています。
老木の身、たくさん枝を切られたせいでしょうか。。。
浄瑠璃にも「色深き小町桜も老いぬれば身は百歳(ももとせ)の姥桜」と唄われていますので
よる年波みもあるのでしょうね。桜守りの藤右衛門さんが桜の声が聞こえると言われていましたので樹に耳を当て聞いてみたくなりました。桜に囲まれ楽しまれたこんな写真のようには戻れないかと思いますが。。来年は元気を取り戻してほしいものです。

東京日本橋の天ぷら「浅沼」さんにもお使い頂いています信楽の小川顕三陶房さんの焼酎カップ。
柔らかい緋色が落ち着きます。

陶器のカップは、ビールの泡も、細かくなります。
春の宵は、こんなカップで一献、いかがでしょう。

桜の季節の最高に嬉しいニュース

WBC優勝、本当に素晴らしかったですね。

野球というチームで戦うスポーツの

面白さ、魅力をこれ程まで

にわかファンの私にまで

感じさせてくれた感動続きの試合は

初めてでした。

日本チームの活躍は

時代を超え、いついつまでも

語り継がれるであろう名勝負続き。

正にドラマを超えたドラマ。

誰もが魅了されファンになってしまう

スーパースター、大谷選手をはじめ

世界のメジャー選手相手に

堂々と闘う心強い投手陣の力投、、。

監督の会見の言葉通り、沢山の

日本の子供達に野球の素晴らしさが

魅力が伝わった事と思います。

あまりにも素晴らしかった勝ち方に

もうあのメンバーは観れないのね…と

ロスな気分の朝は、ちょっと淋しい気持ちに

寄り添うような静かな春時雨。

しっとりとした雨に濡れた

満開のクリスマスローズを。

ささやかですが

「感動をありがとう」の気持ちを込めて。。

今年の桜は、早く咲き急いでいよるうで

見頃な頃に、雨の日も多く

ちょっと残念ですが、

お花は、いつも通り美しく

咲いています。

偶然ですが、古い掛軸の桜が

庭の老桜ととても似ています。

まるで、掛軸から抜け出て来たようで、

一緒に飾りたくなります。

枝垂れ桜

桜の季節となりましたね。

嵐山の中でも、一番に咲き出す

庭の老枝垂れ桜も咲き出しました。

ただ、今年は下の方まで枝垂れていた桜の枝は、

頭上までしかないので、残念ながら　

あまり楽しんでは頂けないかと思います🥲　

毎年、枝垂れ桜の中に入ってお写真が撮れるので

嵐山でも、ちょっと人気の写真スポットで

永く沢山の方に楽しんで頂いて賑わっていましたが、、。

実は、この枝垂れ桜が邪魔で、

車に花が擦れるので、切ってください、

と言いに来られた方がおられ、やむなく、

今年は短くカット致しました。

確かに道に出ていますのは、この桜ですので

致し方ありませんが、皆様に楽しんで頂けないのは

ちょっと残念ではあります。

　↓

昨年の今頃のこの子。最後の可愛い姿となりました💦

かなりの老木、切ってからは

花を付けず、腐ってきた幹もあり

ちょっと心配ですが、何とか持ち堪えて欲しいものです。

ちょっと愚痴ってしまいました。

ごめんなさい🙏

桜に限らず、お花を生けるのに

庭の木々を切るのも苦手な私、

老木になっても、頑張って咲いてくれていた

桜には、庭木の中でも一番愛着があり、何とか

来年も元気な姿を見せて欲しいと

願わずにはいられません。

ちょっとした桜小路、

今は、お隣のパン屋さんの枝垂れ桜が

若々しい乙女のようでとても可愛いです。

嵯峨野の湯豆腐屋さんの大島桜も

全盛期よりは、少しばかり枝ぶりの

見栄えが変わってきました。

桜も人と同じように年齢に合わせた

姿があるのでしょうね。

自宅庭のクリスマスローズも

きれいに咲いてくれました。

ブラックパールは、何とも言えない

魅力的な姿です。

信楽の谷穹さんの蹲などの作品が

久しぶりに届きました。

一つ一つ、お花を入れご紹介させて頂きたいと思います。

白木蓮も、今年は1か月ほど早く満開です。

今年は、とても季節が足早に過ぎていくようです。

気持ちが沈む事も多い日々の中で、

WBCの日本人選手達の真摯な姿勢で

闘う姿は、本当に感激致しますね！

私も、にわかにわかのファンとなり、

チームで闘う野球というスポーツにも

あらためて感動しております。

今日のドラマのようなラストには、

思わず涙しました😭

みんなみんな、本当に素晴らしい。

明日で終わってしまうのが寂しくなる

最高のチーム、

最後は、思いっきり楽しんで欲しいと

思います^_^

雛祭り

最近、お雛様のお顔を見ると

以前よりもホッとするようになりました。

三月三日、古代中国では、

月の一番初めの巳の日を上巳とし、

奇数が重なる日は忌み日とされ、災厄を祓うため

青い草を踏み、お酒を酌み交わし

川に入って身を清める禊を行ったとされています。

その儀式が中国から日本に伝わって、

身代わりとなる形代に厄を移して

海や川に流して祓ったとする流し雛の

行事が、雛祭りの始まりと伝わっています。

当初は、身体をそれで撫で自身の厄を

移すためのもので紙や草木で作られていたそうです。

やがて、川には流さず

枕元にお守りとして衣装を着せ

置かれる人形となりました。

雛人形の始まりは、

徳川家康の孫、東福門院が

子供の為に作らせた座り雛だそうです。

現在のような七段飾りの豪華な雛飾りは

十九世紀半ば頃から始まったようです。

私も昔のように、七段飾ることは

しなくなりましたが

お雛様は、このようにルーツを辿ると

形代が始まりです。

お雛人形ではなく、例えばお花で

男雛と女雛を表したり形にとらわれず

楽しむのも粋ですね。

菜の花は、神仏にお供えする

灯明の代わり、

桃の花は、邪気を祓う花として

飾ります。

世界中の子供達が

穏やかに過ごせる世の中になりますように🙏