2016年 07月 14日
洛北の苔寺、龍源院 |
少し時間がとれた雨上がりの午後、この時季、ひときわ苔がきれいだろうなぁ〜と思い立ち、洛北の苔寺としても有名な、大徳寺の塔頭、龍源院へ立ち寄ってみました。大徳寺は、松も良いですね。
石畳を抜け、方丈前の石庭へと進みます。
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美しい簡潔な庭の配置に心が静まります。この空間をほぼ独り占めの贅沢なひとときです。
豪快な龍と波、屏風もなかなか見応えあります。
この文机も良いですね。
そして方丈の北側に枯山水庭園。大海原を苔で表わされた竜吟の庭。雨のあとの苔が、ことのほか美しく目を奪われます。しっとりとした苔に、人は癒されますね。
この小さな坪庭も美しいですね。大徳寺も、比較的観光化されておらず、落ち着いた魅力のあるお寺さんだと思います。日常の暮らしの中でも、ちょっとした時間さえがあれば、ふらっとこんな空間に迷い込む事が出来ることが、京都の京都たる所以であり、京都の魅力の一つだと思います。私のお寺巡りは、いつもこんな感じで、前もって予定を立てて行くのではなく、日々の買物帰りに、ふと出来た自由時間に思いつきで訪れることが多いです。ちょっとした小さな日々の気持の贅沢。。ですね。最近、galleryで御知り合いになった方にも、終の住処に、縁もゆかりもない京都に居を構え暮らし始められたという方が、多々いらっしゃいます。きっと、こんな日常がお好きな方には、京都はとても居心地の良い街なのだと思います。
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by ggallery
| 2016-07-14 01:12
| 京都のこと
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