2016年 08月 04日
真っ白な夕顔 |
今夏初めての白い夕顔が咲きました。やっぱり格別な美しさですね。ほのかな香りもあり、控えめだけれど気品ある魅惑的な女性のイメージと重なります。源氏物語に登場する夕顔。源氏物語に登場する夕顔の解釈には諸説ありますが、私はやはり黒須重彦氏の説の方がしっくりときます。それは、この気品ある無垢な優雅さを持つお花、夕顔と同名の名前をつけられた女性であることからもそう解釈したいのかも知れません。コケティッシュで無邪気な娼婦性のある夕顔として描かれているとは思えないのです。紫式部の本意はわかりませんが、夕顔咲く夏、源氏物語を読み返してみるのも楽しいかも知れませんね。読む年齢によってどんどん解釈も変化していく源氏物語。それも作者の意図するところなのでしょうか。。また新たな発見がありそうです。
by ggallery
| 2016-08-04 10:03
| 季節のお花
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