2018年 08月 17日
京の大文字 |
「妙法」は松ヶ崎。平安時代に空海が、疫病の蔓延した京都の地を浄化しようと始められたとされる送り火。
子供の頃は、夏のお祭りくらいに思っていましたが、空海が初めてから何百年もの間、こうして絶える事なく受け継がれて来た宗教行事であることを、大人になるにつれ、有り難く感じられると共に、送り火が徐々に消えて行くまで夜空を見つめていると、魂が静まり、人の世の儚さや憂いも感じます。送り火の日を、少しもの淋しく思うのは、夏が過ぎ去るためだけではなさそうです。
by ggallery
| 2018-08-17 01:05
| 京都のこと
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