2018年 10月 16日
庭に烏瓜が |
お店の庭の竹垣に、烏瓜の実が1つぽつんとありまして。。
あまり見かけない気がするのですが、いかがですか?
「実」は俳句の季語にもなりますよね。ちなみに「烏瓜の花」は、夏の季語だそうです。
あまり馴染みのない烏瓜ですが、柿のような可愛いオレンジを見つけると、「秋だなあー」と思います。
ー行く秋のふらさかりけり烏瓜ー 子規
ー烏瓜塀に売家の札はりたりー漱石
ー赤らかに雑木の垣の烏瓜なびくつる引き君まつわればー晶子
蔓切れてはねあがりたる烏瓜ー虚子
ぶらさがつている烏瓜はふたつー山頭火
色々ありますね。烏瓜季語の有名な句、
こんなに日本人の心に響く子なのですね。。
横に広い吉田さんの竹の器に添ってお花を流し入れ、蔓を少し残して、竹に絡まった雰囲気を出せればな
と思って生けました。黒目の吉田さんの竹に烏瓜の橙色が、良く映えます。
by ggallery
| 2018-10-16 16:02
| art & craft
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