2019年 01月 28日
冬の花 |
少し温かな日が続き、春はもうすぐかなと、春を感じる黄色の菜の花と、庭のトサミズキの小枝を生けてみましたが、先週末は、京都もたくさんの雪が積りました。
雪の降り積もった庭の南天の実がきれいで、凍てついた氷を思わせる吹きガラスに入れてみました。
そういえば、雪で作ったうさぎの目には、南天の実を使いましたね。
まだまだ油断大敵。そう簡単には春はやってこないようです。
こぼれ梅。あるとき、秀吉が利休を試そうと、紅梅の枝と金の盥を用意し、花を入れるようにと所望したとか。利休はその梅の枝を盥の水に即座に差し込み、花と蕾を水に浮かべ、その美しさに秀吉は感心したとのこと。このお話が本当かどうかは定かではありませんが、利休らしいと伝えられていますね。
まだうちの庭の梅は、枝ぶりの良いモノがみあたらないので、私もこの逸話を思い出し、こぼれ梅で遊んでみました。本来は、朱塗りに白梅や紅梅を白い鉢などに浮かべるのがきれいなのでしょうが、たまたま手持ちの古い梅に鶯が描かれた漆器がありましたので浮かべてみました。いつ、どんな職人さんが作られたのかわからない昔の品ですが、漆器は、昔の仕事のものは丁寧に作られた品が多いように感じます。
by ggallery
| 2019-01-28 13:20
| 季節のお花
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