2019年 07月 18日
古から愛される桔梗 |

「動く美術館」祇園祭の前祭りは、今夏も無事終わりましたね。見所一杯の京都らしい奥深さのある鉾と山の意匠の数々は、毎年見ていても全部を見ることは中々出来ないものです。以前にもこちらでご紹介しましたが、「祇園祭の美」という本に詳しく書かれていて重宝しています。
今が盛りの桔梗。この桔梗も古くは万葉集にも登場しているとのこと。きっと祇園祭にも登場しているのでは?と思い、探してみたら、北観音山の懸装品の水引にもありました。
鎌倉時代では多くの武士からも愛され、家紋にも用いられ愛されたとされています。桔梗の花を先陣の鎧にさして戦に挑んだところ、大いに敵を打ち破ったことから武将に好まれるようになったとする一方で、悲しい末路になった武将も多く、悲劇の家紋とも言われるとか。明智光秀や坂本龍馬、加藤清正などもこの桔梗紋だったそうです。
脈々と続く祇園祭の季節、古の時代から、桔梗は、いつの時代にも様々な形で、日本人の心に響くお花だったのだなぁと、今日は、雨に濡れる庭の桔梗に、そんな思いを馳せました。

この言い伝えは、私の手元に残した母方のお椀にも、実はこの桔梗の家紋があり、覚えておりました。
なかなか可愛いデザインですよね。



少し入る金彩がきれいですね。

吹きガラス作家のかわなべさんのグラス。使ってみたら、とても使い易く今回オーダーしていて、今夏に間にあいご紹介出来ました。やわらかく親指が収まる凹みが、意外ととても持ち易いのです。
軽さも感じます。吹きガラス独特のゆらぎもきれいで楽しめます。一度お手に取ってみて下さい。


なかなか可愛いデザインですよね。
庭のお花は、桔梗が続きます^ ^
コロンと可愛い吹きガラスの一輪挿し。手作りなので一点ずつ微妙に違う個性が魅力ですね。
日々の一輪に使い易いです。



軽さも感じます。吹きガラス独特のゆらぎもきれいで楽しめます。一度お手に取ってみて下さい。


by ggallery
| 2019-07-18 11:55
| art & craft
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