2021年 03月 15日
かたちの名前 |
庭に出て、椿が咲いていると
離れ難くなり
つい手元に置きたくなります。
三河雲竜という椿。
枝がくねくねと風情があり、
お花も美しいです。
「旅枕」というこの形は、
旅の枕に似ていることから、お茶人さんに
命名されたと聞きます。
この形では、頭は痛そうですが、
お花入れとしては、口造りが姥口となっていて
なかなか生け易いと思います。
こちらは「瓢(ひさご)」
いわゆる「ひょうたん」ですね。
こちらも花入れ等にも、
昔から良く使われる形です。
瓢箪から駒、
無病(六瓢)息災など、瓢箪には
縁起の良いいわれがたくさんあります。
植物の瓢箪の歴史は古く、
縄文時代には既に日本に入って来ていたようで、
種入れや薬入れ、食器として使われていたそうです。
どちらかというと、民芸品っぽい
野暮ったさもあるように思える瓢の形ですが、
谷さんの瓢は、
どこか洒落っぽさがあり、
お花を入れてみると
その魅力がわかります。
by ggallery
| 2021-03-15 00:47
| 季節のお花
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