2021年 07月 07日
七夕さん |
星のような桔梗を織姫と彦星に見立て
飾ってみました。
掛けられ、七夕のしつらいに登場する梶の葉、
手に入りにくいので、
和紙で切り、形を真似て作ります。
昔は、この梶の葉に願い事や
詩歌を書いて、お供えしたとのことです。
平和な世の中でありますように。
今夏は、思わずありふれたこんな言葉を書きました。
コロナ渦に梅雨時期の土砂災害の数々。。
年々、酷くなる災害。
地球が悲鳴をあげている事を痛切に感じます。
これ以上の被害が起こりませんように
祈らずにはいられない七夕となりました。
陰陽五行の5色、青、赤、黄、白、黒(紫)の
5色は七夕にも欠かせません。
これは「木、火、土、金、水」の天地を循環している
五つの元素を表している色。そして人が守るべき
5つの徳、仁、礼、信、義、智、がそれぞれの5色に
込められています。短冊に願いをしたためる時は、
例えば礼を象徴する赤の短冊には、感謝の念、
智を表す黒(紫)には、学業の向上などを願います。
この七夕伝承は、中国の星の伝説から由来しています。
織姫は、針仕事や機織りを司る星。
お裁縫や芸事の上達を願うしつらいも
加えます。「赤い糸」は、偽りのない
清らかな心を表すそうです。
陰陽五行を表す和紙に、何か芸事を表す御品、
そして裁縫針に赤い糸を5本通して飾ります。
これらは以前、日本古来より伝わる
室礼をきちんと知っておきたいと思い、
教わった内容の一部です。
それぞれの意味を自分なりに知って飾ると、
また新鮮でなんとなく気持ちがよくなるものです。
梅雨のジメジメとした日が続くこんな季節は、
特に爽やか〜な岩崎龍二さんの花器に癒されます。
個性的で合わせにくそうで、意外と広範囲に
お花と合わせやすいので不思議です。
お花がなくてもオブジェとしてもきれいな花器ですが、
さてさて
貴方ならどんなお花をどの花器に入れてみたいですか?
ワクワクとさせてくれる花器です。
神永さんにお願いしました琵琶湖彩のモールタイプです。
ほんのりグリーンとちょっとアンティークな
モールガラスが、植物とよく合うように思います。
こちらも琵琶湖彩、ほんのり淡いガラスの
グリーンが、一層お茶が美味しそうです。
明日もお天気は梅雨空のようですが、
ほっとひと息できるひと時を、ぜひお持ちください。
by ggallery
| 2021-07-07 19:07
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