2021年 10月 31日
はや、霜月 |
と思っていましたら、
紫がかった青に美しいフォルム、
岩崎龍ニさんの展覧会が
先日、京都の新風館の
ジョンスメドレーさんというショップであり、
久しぶりに会いに行ってきました。
岩崎さんのスタイリッシュな世界は、
陶作品を並べるだけの空間より
衣食住のモダンなライフシーンを感じる場所で
空間に溶け込み、一層魅力的に
光放つと思います。
いつも穏やかな岩崎さんをパチリ。
岩崎さんの美しい青紫を眺めていると
あれよあれよと季節は巡り、
もう11月に突入です!
この一年、あまりに月日の経つのが
早いことに驚いています。
私だけかも知れませんが、コロナ渦の中、
これといった予定もなく過ごしていたら、
月日の流れは遅くなるように思っていましたが
なぜか今年は、特に一年を短く感じています。
まだまだ予断は許されませんが、
一応、緊急事態宣言も解かれ
少し明るい兆しが見えて、ホッとしましたね。
時間はたっぷりあるのにもかかわらず、
何か落ちつかない日々、癒してくれるのは
私の場合、お花と愛犬でした。
夕暮れの広沢の池。コスモスも終わりの時期ですが
温かいので長く咲き続けています。
秋草は、籠によく似合いますね。
思い出すイワシャジン。
大好きなお花です。
高山植物なので京都では
やはりなかなか夏を超えるのが難しいお花です。
本来は、澄んだ山の空気の中で、ひっそりと
岩の陰に寄り添うように咲いているお花。
蒸し暑い京都の夏は、可哀想ですよね。。でも
懲りずについつい見つけると連れ帰ってしまいます。
古い青銅にぴったりな宝石のような山葡萄。
少し自然の中を歩けば、
この宝石なら、
あちらこちらで見つけられます。
蓋を開けるとふわっと美味しい香りが広がる
蓋物が大好きです。
少し時間がある時は、よく海老芋饅頭を作ります。
ほくほくの海老芋が葛あんに絡まり
美味しい一品ですよね。
もう少し季節が進めば
蕪蒸しも楽しみですね。
こちらは少し小ぶりに作って頂いた信楽の
小川顕三陶房の蓋物です。
信楽らしい緋色に、描かれた線と
素地を生かした線。温かな深みを感じる麦藁手です。
この柄、飽きないんですよね〜。
秋色のお庭の中の、唯一明るい差し色です。
鉄のような質感と色合いの
小川記一さんの花器に。
シンプルに一輪入れるのにぴったりです。
数日前、野紺菊と一緒に朝顔も咲いていました。
品種改良された種類とはいえ、
こんな季節まで、愛らしく咲いてくれて。。。
秋の野花の優しい風情が大好きです。
by ggallery
| 2021-10-31 10:27
| shop diary
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