2023年 02月 05日
立春 |
立春にその年の干支の嵯峨面を飾っています。
干支の嵯峨面は、嵯峨釈迦堂(清涼寺)に伝わる
嵯峨大念仏狂言で使われるお面を模して作られたもの。
その昔、嵯峨野の農家の方が作られて、門前で売られていたのが始まりやそうです。一度途絶えた嵯峨面を復活させた方が今に伝えて下さっています。古紙をを何層にも貼り重ね作られたお面は素朴で温かみがあります。民藝はいいですね。
中でも、うさぎはやっぱり可愛いです。
干支面にはご覧のような漢字が多いものが、やさしいお多福さんや稚児のお面には、柔らかなかな文字を使われているという拘り。
なんでも明治の書物の反古紙を使われていて、コシがあり色のりがよいのだそう。
だんだん紙が手に入りづらくなってしまい、今の紙では風合いが異なるので、同じように作れないと話されていましだか、やはり昔のものの方がなんでも味わいがありますね。
私の手持ちの嵯峨面は、もう20年以上前のもので、今のお顔とは少し違っていますが私はこちらのお顔がとても好きす。
どうか、うさぎさん、ぴょーんと明るい年にしてくださいませ。
毎年、この時期に生けていますが、気づけばいつも古銅を手に取ってしまいます。
雪の中に倒れそうになって咲いていた水仙を取り入れ、
ガラスに入れると、この日ばかりは、部屋に入れられホッとしているように
感じました。一見、ひ弱そうな水仙ですが、雪に埋もれながらもしっかりと咲いていました。香り良く清楚で凛とした美しいお花です。
烏丸の新風館一階の「JONE SMEDLEY」京都さんで
2/23〜3/13に展覧会を開催されます。ゆったりとした店内で
うつわだけではなく、シーンを感じるウエアとのコラボは素敵です。
初日は、岩崎さんご自身もこられていますよ〜♪
by ggallery
| 2023-02-05 09:13
| shop diary
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