2022年 09月 14日
中秋の名月 |



萩の花が花盛り。
あちらこちらに咲き乱れる姿がみられますね。
秋に向かう風情が感じられる萩は、
最も万葉集で詠まれた花だそうです。
桜や梅よりも多いというのは
少し意外な気もしますが、
晩秋に向かうちょっと寂しい気持ちに
しっくりと寄り添うお花だったのでしょうね。
萩の花は、実り多い豊かな秋の収穫期とも重なり
豊穣な秋のシンボルでもあったようです。



同じ花材でも、花器を変えると雰囲気が変わります。
生地仕上げの桜の銘々皿は
やさしいです。
夜空を見上げると、月は静寂の中
変わらず輝き続けている。
月は常に人に美しい。
欠けてゆくのも
満たされてゆくのも心に響く。
なかなかこの時期は可愛いのですが、
名前は漢字で書くと可哀想な程の
アレチヌスビトハギ。
北米原産の帰化植物で、あまり有り難くない植物。
花後は、あのやっかいな
「ひっつき虫」になります。
今年は、大覚寺の観月の夕べも
無事、執り行われました。
丁度、お客様が見に行かれるとの事でしたので、
帰り際、お送りしましたら
きれいなお写真送ってくださいました。
夕暮れ、到着しました時は
まだ厚い雲に覆われていましたので
心配していましたが、
ご覧の通りの素晴らしさ。
月夜の撮影は、なかなか難しいのに
とても美しく撮れていて
一眼レフですよね?と伺いましたら
なななんと、iPhone12なんだそうです!
iPhoneの進化は
留まる所を知らない勢いですね。
そしてそして
その勢いは、一眼レフ
メイドインジャパンの代表であり
カメラ小僧の憧れだった
Nikonの一眼レフにまでおよび、
国内生産から撤退することを
知りびっくりしました。
私もNikonには憧れた一人、
また一つ、日本の誇りが
時代の進化という波にのまれ、
消えていく現実を知り
少し寂しく感じました。
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by ggallery
| 2022-09-14 22:29
| shop diary
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